[あのメンタリストも]平成くん、さようならの評判とあらすじ

BOOK
こんにちは!渡辺リョウです。 今回はオススメの本を紹介します。 テレビに引っ張りだこの社会学者 古市憲寿さんが執筆した小説。 「平成くん、さようなら」
社会学者・古市憲寿、初小説。 安楽死が合法化された現代日本のパラレルワールドを舞台に、平成という時代と、いまを生きることの意味を問い直す、意欲作!
芥川賞の候補にもなった作品です。 個人的に古市さんの人柄は好きです。 知り合いだと面倒くさそうで嫌ですけど、、、

平成くんのあらすじ

最初に平成くんのあらすじから解説します。

主人公は古市さんがモデルはDaiGo

主人公の平成くんは超合理主義者。 そんな彼のモデルになったのが 自分のメンタルが崩壊していた メンタリストのDaiGo 僕は読んだ後に知ったのですが 言われてみれば、そんな感じがします。 現実だとDaiGoさんの方が怖そうで 平成くんは穏やかなサイコパスって感じです。 それにしてもDaiGoさんの大文字と小文字の 使い分けがめんどくさい、、、

平成という時代と生きる意味を知る

舞台は、日本の東京。 安楽死が合法化されたパラレルワールドで 時代の寵児として人気者な平成(ひとなり)くん。 そんな彼の願いは、平成という元号の終わりと一緒に 「安楽死」をすること。 それ告げられ、困惑する恋人の愛。 変わらない日常を通して、これからを生きること 死ぬことの意味を知る物語。 そして、なぜ平成くんは死にたいと願ったのか? 最後に平成くんが出した答えは?

平成くんの評判を紹介!

ここからはサイトに載っている評判を紹介していきます。 書籍専門のサイトだと評価が辛口すぎるため 色々なサイトから評判を集めました!

高評価の意見

2018年の最高傑作。
 
 
人生の価値観を揺さぶられた

低評価の意見

小説ではなく、著者の考察本という感じ
文才がない。芥川賞の候補作とは思えない
クソボロに書いてる人もいれば、絶賛してる人もいる感じです。 しかも、古市さんだから嫌いという人ばかりではないです。 著者名を隠せば、もっと売れると書いてる人もいます。 どんだけ嫌われてるの、、、(僕は好きです) 歯に衣着せぬ発言で人気の社会学者なので この辺りは仕方ないですね。 さらに、安楽死という揉めそうなテーマ。 よく燃えるゴミというのは彼のこと。という意見には 少し笑ってしまいました。

見どころと感想を解説

そして! ここからは見どころと感想を紹介します。 最初に言っておきますが 僕は古市が好きなので書いました。 小説以外の古市さんのビジネス本(面白い悪口集)も 買っています。 多少、偏見は入っています。 中立的に評価をしてるつもりなので悪しからず、、、

コンセプトが上手い

ストーリーや書き方よりもここです。 平成の終わりに元号をテーマにした 小説を出すセンスがいいです。 しかも、小説の中には固有名詞が多く登場します。 UberEatsやブランド物など、、、 そこがよりリアリティを増しています。 「平成」という見慣れた名前の主人公と パラレルワールドでありながら、現実と酷似した世界観も 景色を描写しやすいです。

平成くんのキャラとしての魅力

平成くんのキャラも非常に良かったです。 あらすじで分かるように、平成くんは天才気質です。 ジコチューな雰囲気もかなりあります。 それでも何か見捨てられない存在です。 小動物が必死に生きてるような感覚もあります。 平成の象徴となった彼がどうのような選択を取るのか。 次の元号とこれからの時代を見るようなドキドキ感に 似たようなモノを感じました。 そして古市さん本人の雰囲気もあります。 彼自身も似たような立場にいます。 一つの時代の終わりに、自分自身に何かを重ねて 伝えたいメッセージがあったかのようにも見えました。

まとめ

書き方がテクニカルかと言われたら そうでもないと答えます。 芥川賞の候補作レベルかと聞かれれば 懐疑的だなぁと感じます。 しかし、それ以上の面白さがあります。
  • 平成の終わりに元号をテーマにしたタイトル。
  • 現実と酷似した世界で、安楽死という重いテーマを社会学者が執筆したこと。
平成くんの答えは、未来への答えのようにも見えました。 僕は非常に高評価でした。 純文学としての面白さではなく 社会学者らしさも感じる繊細な文を楽しんでください。
社会学者・古市憲寿、初小説。 安楽死が合法化された現代日本のパラレルワールドを舞台に、平成という時代と、いまを生きることの意味を問い直す、意欲作!

コメント

  1. […] […]

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